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SolidWorks よく使うテクニック




交線カーブの用途 ~部品実装高を調べる~

交線カーブを使用すると、2つのサーフェス、平面等の交線上にカーブをスケッチすることができます。
交線カーブは、スィープパスとして使用したり部品の厚み測定に使用したりすることができます。

私はこれらの用途以外に、ある製品における基板上の電子部品の実装可能範囲(ある高さの電子部品がアッパーケースと干渉しないで配置できる範囲)を調べるのによく使用します。
今回は、この方法の説明です。

交線カーブで実装高範囲を調べる → 動画による説明はここをクリック


SolidWorks交線カーブ1 SolidWorks交線カーブ2
1)基板に電子部品が載っています。例えば使用する電子部品の高さが6mmの場合、この部品は、基板上のどの範囲なら配置可能でしょうか?交線カーブを使用して調べてみましょう。

2)基板の部品編集モードに入り、基板から上方6mmの位置にスケッチ平面を作成します。

 
SolidWorks交線カーブ3 SolidWorks交線カーブ4
3)作成した平面でスケッチを開始します。

4)メニューから ツール → スケッチツール → 交線カーブ を選択します。

SolidWorks交線カーブ5
5)アッパーケースの内側の2つの面をクリックします。交線カーブが作成されました。

6)基板の部品ファイルにスケッチされた交線カーブです。この範囲内が、高さ6mmの部品を配置できる範囲です。実際はマージンとしてこのカーブから適量内側にオフセットさせてから寸法を入れた図面にします。