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SolidWorks よく使うテクニック




アセンブリの原点に合わせて部品を保存する

アセンブリ内のある部品を、別ファイル形式(IGES等の標準フォーマット、パラソリッド等のカーネルフォーマット等)で保存する場合、原点を部品の原点ではなく、アセンブリの原点に合わせて保存する方法の説明です。
このように保存することで、合致を付けなくても、原点に固定するだけでアセンブリの適切な位置に配置することができます。
他社と別ファイルでやりとりする際に特に有効です。

アセンブリの原点に合わせて部品を保存する → 動画による説明はここをクリック


SolidWorks:Assy原点で保存1 SolidWorks:Assy原点で保存2
1)緑色の部品を部品の原点ではなく、アセンブリの原点に合わせて、Parasolidデータとして保存したい。

2)Part2(緑色の部品)を選択して構成部品編集モードに入ります。
 
SolidWorks:Assy原点で保存3 SolidWorks:Assy原点で保存4
3)アセンブリのデフォルト正面をスケッチ平面としてスケッチを開始します。

4)アセンブリの原点を起点にして、アセンブリのX軸およびY軸に平行な線分をスケッチします。

SolidWorks:Assy原点で保存5 SolidWorks:Assy原点で保存6
5)スケッチを閉じた後、部品ファイルを開きます。

6)挿入 → 参照ジオメトリ → 座標系 を選択します。

SolidWorks:Assy原点で保存7 SolidWorks:Assy原点で保存8
7)先ほど作成したスケッチの該当部分を選択します。8)の図を参照

8)参照トライアド(座標軸)がアセンブリの原点に対応する位置に表示されます。

SolidWorks:Assy原点で保存9 SolidWorks:Assy原点で保存10
9)指定保存でParasolidで保存します。この際、右下のオプションを指定します。

10)出力座標系を作成した“座標1”にします。

SolidWorks:Assy原点で保存11 SolidWorks:Assy原点で保存12
11)Parasolidデータを読み込むと原点がアセンブリの原点に対応した位置になっています。

12)アセンブリに挿入すると合致を付けなくても適切な位置に配置されます。